予防歯科PREVENTIVE

予防歯科の重要性

ストレス社会よって起こる歯周病

近年、コロナ感染症により、日本のみならず世界中に大きな変化を与え、「新しい生活様式」という言葉も生まれました。今後は、ワクチンの普及によって、徐々に日常を取り戻すことになるが、ストレス社会は今後も続くことになるといわれています。今回のコロナ禍においても、テレワークや外出自粛などの生活行動の変化によって、約4割の人の口の中の状態が悪化したとの報告もあります。

中塚歯科医院では約20年以上、障害者治療の経験から、コミニケーションが取れにくい障害児者において、ストレスが加わると歯ぎしりをすることを実際に経験しています。この行為は、ストレスを発散する代償行為のひとつと考えています。

夜間に歯ぎしりをする人の中には、心身が疲れている時に歯ぎしりをするという経験があるかもしれません。一日の中で上下の歯が噛み合っている時間は、わずか数分といわれています。そして、そのほとんどが睡眠中に起きています。

カ仕事をする時に、上下の歯をグッと噛みしめる方が力が出るように思われていますが、実際に上下の歯を噛みしめても大きな力が出るわけではありません。上下の歯を噛む噛まないは個人差があります。無意識に噛む癖がある人は、思わぬ大きな力の発現によって、歯の破折や歯周病の進行が起こる可能性があります。無意識時の力は、自分でコントロールができないために注意が必要です。

歯周病は、歯肉局所に生息する細菌によって発症する細菌感染症であり、さらに身体の局所、全身因子の影響を受けています。精神的ストレスによって、ストレスホルモンが分泌されると、免疫機能の働きを抑制し、様々な感染症を引き起こすことになります。

ストレスにより、歯肉局所の酸素濃度が低下し、歯周病菌の生息に適した環境になることによって、歯周病が悪化することが報告されています。ストレス社会にこそ予防歯科が重要です。

将来、安心して安全に食事ができるように

近年、日本では高齢化が加速度的に進み、年をとることに伴い、生物学的変化のみならず、心理学的、社会学的変化などさまざまな問題が浮き彫りとなっています。

歯科において、エイジングは疾患ではありませんが、年を取ることによる歯の磨耗や、歯周病などによって歯を抜いたことによる欠損、歯ぐきや顎の骨の吸収退化、噛む機能の低下など、健康な若い頃とは違った現象が起きてきます。また、適応能力の減少が全体に及ぶことによって、唾液が減少し、歯肉が薄く、骨も脆く少なくなって入れ歯などが機能しにくくなってきます。

昔は、歯が抜けて食物を噛めなくなった時が寿命の終わりだといわれました。
今では、よく加工された食物や入れ歯などによって、歯を失っても生活を営むことができるようになりましたが、歯が抜けたまま放置したり、合わない入れ歯を無理して使っていることが少なくありません。合わない入れ歯を使うことで、食物を噛めないというだけでなく、誤嚥性肺炎の原因ともなります。

最近では、介護現場において、筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下するサルコペニアが注目されています。サルコペニアは、加齢に伴い、予備能力が低下し、健康障害を起こしやすくなった状態で、介護が必要となる前段階となります。合っていない入れ歯を使い続けたり、歯石が着いた炎症がある状態ですと、お口の機能や健康状態は知らぬ間に悪化していきます。

エイジングの問題は、高齢の患者さんだけの問題ではありません。ご自身の将来の問題でもあります。一度減ってしまった歯ぐきは元には戻ることはないです。今よりも悪くすることなく、将来、安心して安全に食事ができるようにするには今が一番大切です。
自分のお口の中の状態を知ることから始めてみませんか?

歯周病の進行レベル

  • LEVEL01

    歯肉炎

    歯ぐきに炎症が起き始めており、歯みがきのときに出血することがあります。

  • LEVEL02

    軽度歯周炎

    顎の骨が溶け始めており、歯みがき時の出血に加え、冷たい水がしみたり口臭が現れたりします。

  • LEVEL03

    中等度歯周炎

    顎の骨が半分程度溶けてしまい、歯がグラつきます。歯が浮くような感じがしたり、口臭が増したりします。

  • LEVEL04

    重度歯周炎

    顎の骨が3分の2以上溶け、歯が大きく動きます。歯ぐきが下がって歯が長く見え、膿も出て口臭がさらに強くなります。

ホームホワイトニングで予防歯科

ホームホワイトニングについて

ホームホワイトニングは医療行為ではないので、保険外の自費料金となります。
ホワイトニング前に虫薗、歯周病の治療が必要になる場合がございます。

治療の流れ

  • FLOW01

    問診

  • FLOW02

    ロ腟内検査

    (虫薗の有無、歯肉の炎症・歯石・着色の状態、歯並びの状籐、治療されている歯の状態などを検査します)

  • FLOW03

    歯石・着色の餘去

  • FLOW04

    カスタムトレー製作用型取り

  • FLOW05

    予防処置

    ホワイトニングを行った場合に知覚過敏症状が発現する場合があるために、予防処置としてメルサージュ・ヒスケアをご自宅で使用していただきます。

  • FLOW06

    カスタムトレーと
    薬剤配布・使用脱明

  • FLOW07

    自宅で装着

    自宅にてカスタムトレーに漂白剤ゲルを注入して2時間装着していただきます。期間は2週間となります。

ホームホワイトニング費用

  • 知覚過敏予防メルサージュ・ヒスケア

    1本 2000円

  • カスタムトレー+漂白剤ゲル・セット

    25000円

  • エアフロープロフィージェット使用

    1本 3000円

ホワイトニング中の注意

※漂白剤の用法・用量はお守りください。

※一過性の知覚過敏症状が発現する場合がございます。

※ホワイトニング終了後すぐの炭酸飲料・酢・酸味の強い食品は控えてください。

※ホワイトニング効果については個人差がございます。

INFORMATIONクリニック情報

受付時間
午前 10:00~12:30
午後 14:00~19:00

※△ [土・日]午前 10:00~12:00 午後 14:00~17:00

※休診日:月・木・祝

  • 医院名中塚歯科医院
  • 住所〒156-0044
    東京都世田谷区赤堤4-41-10 第3通南ビル2階
  • お問い合わせ03-3322-4972
  • アクセス京王線下高井戸駅 徒歩2分
    東急世田谷線下高井戸駅 徒歩2分